あなたはこの価値観に賛成?反対?

愛知県は、2019年7月に内閣府から「SDGs未来都市」に選定されているそうです。

2030年までの指針として「人が輝き、女性や高齢者、障害のある人など、すべての人が活躍する愛知」と掲げられているそう。

多様性の尊重は、これからの私たちの課題。県の指針を心から支持します!

・・・と、前のめり気味で目を通したとあるデータがあるのですが、読み進めてみると驚きの事実が!特徴のあるデータに驚いたので、今日はこちらをシェアします。

そのデータは「あいち男女共同参画プラン2025」。2020版の計画終了を受けて今年3月に出されたもので、男女共同参画についての基本計画がこと細やかにまとめられています。全文は100ページにも及ぶ超大作な資料!(まとめた人すごい)

数あるさまざまなデータの中で興味深かったものをひとつ。

「夫は外で働き。妻は家庭を守るべき」という考え方に対する賛否調査について。愛知県は男女ともに「賛成」の数が全国平均を大きく上回っています。

これはつまり、「固定的な性別役割分担意識」というふるい価値観が今も根強く残っているということ。

男女で回答に差があるのはもちろんなのですが、年代によっても回答が大きく変わるのが興味深い。(女性も70代になると賛成が反対を上回る)

引用:あいち男女共同参画プラン2025


こうした微妙なデータの差異にあらわれるのは、おそらく「具体的な回答人数の差」だけでなく、「言語化されない空気感」や「無意識の価値観の醸成」にも反映されているものがあると思います。実は私自身も数年前まで、こういった価値観に対して賛成なのか反対なのか、明確な意思が持てているわけではありませんでした。私自身が「私は妻、嫁、母だから」といった制約の中でものごとを考え、自らが調整弁になることで、家族の安定を図ろうとしていたからです。おそらく、そんな生き方を選んでしまいがちなのは、私だけじゃないはず。

でも多様性が、互いの尊重が、社会を強くすることにつながることがわかった今、役割の中に自分を押し込めてしまうのはやっぱりもったいない。私と社会の接点を見つけていきたいし、その輪を広げていきたい、と今は強く思うのです。

こうした思いでいるんですけどね、それをどう形にしていけばいいのかは正直めちゃくちゃ頭を悩ませています。「さまざまな役割を持つ女性が役割を手放すことなく活躍できる場の提供」と、その内容、品質の担保、証明、機密保障、法律面、すべてを網羅したものを考えるのは私一人でできることではないのではないかと、今日は少し弱気です。

たくさんの知恵と力をお借りしたい!

今日の思いを書いてみました。




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