個人とカテゴライズの間にあるもの
昨日「聞く」ことについて書きましたが、今日はそこからさらに気づいたこと、学んだことがありました。大事なことなので忘れないうちに書こうと思います。
昨日読んだ「LISTEN」という本の中にこんな一節が出てきます。
自分と似たタイプだと思っても、誰かが自分とまったく同じ考え方や価値観だなどとは
主張はできません。
続いてこうも書いてあります。
人が口にできるのは、自分の意見だけです。
「私」の体験を語るとき、それが不都合な体験だったときなんかは特に、つい大きな「くくり」で語ってしまいそうになります。女性は、とか、この世代は、とか、ブランク経験者は、とか。でもそれでは、不都合に取り込まれない人も、一緒にカテゴライズしてしまう可能性があります。私とはぜんぜん違うかもしれない誰かのことも。
その意識はあったので、それに対して私がこれまでしてきた配慮は「想像力を働かせること」でした。世の中にはいろいろな人がいる、という前提で。
ですが、昨日「LISTEN」の本を介して自分の経験をシェアする、という体験をして、はじめてそれじゃ足りなかったと気づきました。
想像力を使うって、結局自分が想像しうる範囲から出ることができません。
想像を超える範囲のことを知るには、やっぱり誰かに聞くしかないんですね。
やっぱりここでも「聴く」…!「聴く」最強説。
たくさんの人の話に耳を傾けることを、意識してやっていきたいと思います。
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