日本女性会議に参加する!

今週末は、ジェンダーについて、じっくり考える日となりました。

自治体から援助をいただき、年に一度開催される「日本女性会議」に参加をしたのです。

この「日本女性会議」、最初に開かれたのは1984年で今年は38回目、男女共同参画を扱う会議としては国内最大級のものになるそうです。本来であれば開催地の山梨まで行き、直接参加できる予定でしたが、今年はコロナ禍ということもありオンライン開催になりました。

外務省主催ウェビナーや国連人口基金主催のウェビナーなど、いろいろなセミナーの聴講をしてきましたが、「ジェンダー平等」って、女性の権利だけを主張する、という話ではないんですよね。男性にとっても、知らず知らずのうちに背負わされた重荷を解くための手段となりうる考え方ですし、なによりこれからの日本全体の経済発展には欠かせないことなので、やっぱり誰にとっても自分ごとな話だなーって思います。

また、同じ女性といえども一枚岩ではない、とは上野千鶴子さんがおっしゃった言葉ですが、立場がちがえば視点も変わり、ともすれば同じ女性同士で対立構造がうまれてしまうこともあります。でもそれってすごくもったいなくて。みんなで広い目で見ていけば、ごく近くの敵対心の先に、ほんとは大きな連帯が待ってるんだよ、ってことをたくさんの人とシェアしたいって思います。

なんて思っていたら、今会議でもたびたび耳にしたのは「連帯」というキーワードでした。

今回参加したのは「ジェンダー」「ワークライフバランス」の分科会だったのですが、どちらの分科会でも、「つながり」がキーワードだとおっしゃられていました。

行政やNPOや企業やメディアや市民、その他たくさんの個々の運動をつなげていく、そのための場を作っていく、というフェーズにはいっているんだそうです。さまざまなところで活発になっている輪を「つなげる」ことが、これからの私たちに必要なアクションなんですね。

とはいえ、いきなり大きなことはムズカシイ・・。わたしたちひとりひとりで考えてみると、大切なのは、まずは自分の思いを口にすること、それをまずは周りに伝えてみること、だと言われていました。

「当事者が思いをことばにし、それを周りに伝えていく」。ジェンダーが自分ごとだと感じられて以来、「自分にできることはなにか」というのがひとつの大きなテーマだったのですが、やっぱりここに戻ってくるんだなぁと感じました。

そして、キーワードは「連帯」。

「自分にできること」を思いを口にするフェーズから一歩進めようと思うと、『緩やかに連帯する場を作って、個々の能力を生かす』、そんな場作りができたらな、とやっぱり思います。

ここで感じたこと、学んだことを徐々に体現していくフェーズですね。今はアクセラレーションプログラムでその機会を与えていただいています。思いが大きすぎて、具体的なアクションとのつながりがまだうまく見いだせていませんが、もう少し深めていきたいと思っています。












I-works|ライフキャリアコ―チ居安亜希子

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